バトルロープ
バトルロープは10m前後(もっと短いものや長いものもあります)の太いロープの中央を固定させて、ロープの両端を両手で握り、ロープが波打つように打ち付けるトレーニング器具です。
動画などで見ると難しいと思うかもしれませんが、実際にやってみると、ダブルウェイブやオルタネイトウェイブやスラムなど基本的な種目は誰でもすぐにできます。
姿勢を保持するために脚や臀部や脊柱起立筋なども働くために全身運動とも言われますが、特に肩、背中、腕を使うトレーニングです。
トレーニング
バトルロープを使ったトレーニングは強度が高く、ハードです。重いロープだと1分続けることも難しいでしょう。
バトルロープは20〜30秒ON(運動)、20〜30秒OFF(休憩)を1セットとして、合計5〜10セット程度行います。
ゆっくりと1〜2分続けるというやり方もできますが、体脂肪燃焼の効果が高く、筋力や心肺機能を向上させるHIIT(High Intensity Interval Training=高強度インターバルトレーニング)の効果を最大限得たいのであれば、20〜30秒のONの間は全力で動いた方が良いです。
初めは無理せずに数セットでも良いと思います。慣れてきたらセット数を増やすなどボリュームを上げていきましょう。
バトルロープは10セット行うとしても10分程度の運動時間になります。なので、バトルロープはそれだけを行うというより、筋トレなど他のトレーニングと組み合わせて行うことが多いです。
アスリートが今までのトレーニングに加えてバトルロープを取り入れることで、大きなパフォーマンス向上が期待できます。
脂肪燃焼効果
バトルロープに限らず、HIITは脂肪燃焼効果が非常に高いことが分かっています。そのため、バトルロープはダイエットにおすすめと言われることがあります。
しかし、HIITは全力に近い高強度の運動と小休止を繰り返す非常にハードなトレーニングです。
なので、あまり運動に興味がない人がダイエット目的でHIITをやってもきつすぎるので、長続きしない人が多いと思います。
ダイエットは長く続けることが一番重要なので、ウォーキングやテレビを見ながらでものんびりと行えるエアロバイクなどの方が、結果的には長続きしてダイエットが上手くいくと思います。
バトルロープの選び方
バトルロープは太さや長さが色々あり、重量も変わってきます。
太さは大体38mmと50mmの2種類になります。ざっくり分けると、女性や小柄な男性は38mm、大柄な男性は50mmを選ぶと良いようです。ただ、大柄な男性でも腕の動きを速くして行うハイスピードトレーニングをしたい場合は38mmの方が適しているようです。
保管場所やトレーニングのスペースを確保できるのであれば、12mや15mなど長い方が前後に動きながら行うなど色々な動きを取り入れた種目が行えます。
3mの物は縄跳び用のロープです。通常の縄跳び用のロープよりもはるかに重たいので、かなりハードです。