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ストレート

バーベルにはスタンダードシャフトとオリンピックシャフトがあります。スタンダードシャフトはシャフト部分(握るところ)と、スリーブと呼ばれるプレートを装着する部分の径はどちらも28mmですが、オリンピックシャフトはシャフト部分が28mmでスリーブは50mmになります。

当然プレートも穴径が28mmと50mmの2種類ありますので、プレートを購入する際は使っているシャフトに合った穴径のプレートを選ぶようにしてください。

また、バーベルの長さはオリンピックシャフトは基本的に220cmですが、スタンダードシャフトは160cm〜200cm程度までいくつか種類があります。

スタンダードシャフトをパワーラックで使用する場合、ラックによっては180cm以上とか200cm以上など条件がある場合がありますので注意が必要です。

Wバー(EZバー)

Wバーはグリップ部分がW型になっていて、腕のトレーニング時に手首や肘の負担を軽減してくれます。

※正確にはWバーのWの角度が強いものをEZバーと呼ぶようですが、全部一まとめにWバーと呼ぶことも多いようです。

特に上腕三頭筋の種目のトライセプス・エクステンションをストレートシャフトで行うと、肘が開いてしまったり、無理に肘を閉じようとすると手首に負担がかかるなど、正しいフォームで行えなかったり怪我の原因になってしまいます。

また、アームカールやアップライトロウなど手首に負担がかかりやすい種目でも、Wバーを利用すると手首が楽になります。

手首を痛めてしまうと上半身のトレーニング(特にプッシュ系の種目)に支障が出てしまうので、手首に不安がある場合は腕のトレーニングなどにWバーを使うことをおすすめします。

なお、Wバーにもスリーブが28mmのスタンダードと50mmのオリンピックがありますので注意してください。

ヘックスバー

ヘックスバーは中央に六角形の穴が開いたような形をしていて、そこに入ってトレーニングを行います。ヘックスバーの最大のメリットはデッドリフトを行う時に、体とシャフトの中心軸を揃えることができることです。

ストレートバーでデッドリフトを行う場合は体の前にバーがあるため、下背部が曲がって腰を痛める危険なフォームになってしまうことがあります。

ヘックスバーを使うと下背部の負担を抑えてデッドリフトを行うことができます。さらに、ヘックスバーはグリップが手の平が向き合ったパラレル(ニュートラル)グリップなので肩甲骨を寄せやすく、胸を張った正しい姿勢をとることが容易になります。

トライセプスバー

トライセプスバーはその名の通り、上腕三頭筋のトレーニングに特化したシャフトです。特に、上腕三頭筋の種目の一つであるプルオーバーを行う時によく使われます。

もちろん、プルオーバーはダンベルでも可能です。ダンベルを手の平が向き合うパラレル(ニュートラル)で握れば、トライセプスバーを使わなくても同じように行うことはできます。

ただ、手首を痛めていたり、高重量でプルオーバーを行う場合にはダンベルよりも、やはりトライセプスバーの方が安定して動作を行えます。